ロケット動画/動画制作サービス

保守がベンチャー事業をやる!

弊社デキサは長年にわたりテレビ業界などメジャーで映像制作業務を行ってきた会社です。弊社の前身となったプロダクション、そしてその前の創業から数えると、すでに30年近くこの仕事一筋に貢献してきた、いわば業界でも「保守本道」の会社です。
そのデキサがなぜ保守派には似つかわしくない、このような「安近短」かつ「ベンチャーライク」なサービス展開をするのか?多くの同業他社様からもいただく声ですので、ここに場を借りてご説明をしたいと思います。

メディアの在り方がひっくり返った

かつての弊社の顧客はテレビ局か大手広告代理店、出版社や同業他社の映像制作会社など、いわゆるメディア系の企業様ばかりという状況でしたが、10年ほど前から工業、化学、医療、研究機関といったメディアとは関わりの無い企業様からのご相談が増えてきました。つまり、こうした企業様からの映像需要が増加し、これまでの映像制作の供給体制では追いつかなくなってきたのです。
そしてこの頃から映像の姿かたちが変わり始めたという実感があります。

こうした企業様からの制作依頼で最も違うのが、映像や動画の公開方法です。メディア系企業の場合はテレビ放送やセルDVDなど、大規模な公開方法を前提としていますが、メディア系ではない企業様からのご依頼は、基本的にウェブの動画サイトでの公開を前提としています。この公開方法の違いが、そのまま映像の姿かたちに大きく影響を及ぼすようになったのです。

映像のハコが崩壊

それまでの映像というのは、簡単に言えば「長尺作品」がメインでした。短いものでも10分程度。制作予算は少なく見積もっても300万円以上はかかるというものです。企業広報映像にしても、商品PR作品にしても、長い尺の時間軸の中に複数の項目を順序立てて並べ、優先順位をつけながら手順を追って視聴者に見せるという、ハコ(項目)を並べる「ハコ書き構成」を行う作品がほとんどでした。

ウェブ動画とテレビの構成の違い

ところがウェブでの公開を前提とすると、視聴者は知りたい情報だけを検索して自ら探し、短い時間の中で知りたがるので、ハコを並べて順序立てて時間をかけて説明する手法が馴染まなくなってきたのです。
そこで、ウェブ動画の場合、ハコをバラバラの動画ファイルにバラすという手法が定着しています。つまり10項目の説明をする予算100万円の長尺映像作品を1本作るより、1項目10万円で10本の短編動画を作ったほうが効果的だという結論です。こうすることで1本1本の動画がスモールキーワード検索で表示されやすくなり、情報を探している、いわば購買意欲を持つ顧客層に効率よく情報提供をすることができるようになります。

スピードがまるで違う

また、スピード感もまったく昔とは違っています。

ウェブ動画広告の場合、先に公開してバズった者勝ちという側面もあります。地道に時間をかけて広報宣伝する方法の有効性は疑いようがありませんが、同時にスピード感をもってライバルより先に動画を公開するというニーズにも一定の価値はあるはずです。

昔は時間をかけてでもクオリティの高い作品を生み出すことが正義というのが映像制作業界での常識でした。しかし時間をかけてクオリティの高い作品を作れたとしても、ライバルが先に動画を公開して話題をさらってしまえば、結局は二番煎じに終わってしまう可能性があるのです。

そういう意味では「クオリティ至上主義」の動画制作は、もしかしたら映像制作者として自己満足になりかねない危険性をはらんでいるかもしれません。

映像の大きな転換点

このように、時代の波に乗るという意味においても、顧客ニーズが変化しているという意味においても、映像制作会社にとっては、そろそろ大きな転換期に差し掛かっているのだろうと思います。そして、これまで映像を作っていなかったウェブ制作会社などが優れたウェブマーケティングのノウハウを武器にベンチャー的手法で映像制作部門を立ち上げ、一定の評価を得ています。
ところが旧来からの映像制作会社は、現段階においてもウェブ動画という市場に興味を示していません。

とはいえ、考えてみると、テレビは放送当日にネタが決まって取材交渉をしてロケして編集して音を付け、15分のVTRをたった一日で制作して完成させるという、異常なまでの短期決戦が行われています。私も実際、情報番組などにおいてはこうした方法で荒っぽい現場を数多くこなしています。何を放送するかすら決まっていないのに、その日のうちに完パケVTRを放送するのだから無茶というものです。

つまり、実は旧来からテレビを戦場にしてきた制作会社は、実はウェブ動画が最も求めているはずの「速報性」「即応性」という観点からも極めて親和性が高いものと言えるのです。

こうしたテレビ特有の「速報性を実現する高度なテクニック」は、きっとウェブ動画の業界でもお役に立つものと思います。これを売らない手はありません。そこでこのロケット動画というサイトの登場です。

枯れたテクニックで新たな舞台へ

私たちロケット動画は今後ますます増加するであろうウェブ動画制作への需要に、スピーディにリーズナブルに対応し、さらに30年という映像制作業界での経験をもとにしたハイクオリティなサービスを展開します。

とはいえ、もちろんコストの制約から、修正をどう減らすか?受注の方法をいかに効率化するか?という点において、これまでのような時間をじっくりかけた対応は不可能です。そこは限界がある程度はあるものと思います。しかし、私たちはプロフェッショナルとしてプライドを持ち、お客さまのご期待に沿える動画を作る努力を惜しみません。

試しに一度使っていただきたい。そして他のベンチャー系映像制作サービスと比較していただきたい。比べれば違いはわかるはずです。

ぜひ試しに一度私たちを使っていただき、末永くお付き合いをいただければと思います。